トップ国内家電のノジマ、VAIOを買収

家電のノジマ、VAIOを買収

約112億円で株式9割取得へ


家電量販大手のノジマは11日、ソニーグループから独立したパソコン(PC)メーカー「VAIO」を買収することを発表した。約93%の株式を日本産業パートナーズ(JIP)から取得する。買収額は約112億円。

関東を中心に展開するノジマの主な顧客は個人だが、一方のVAIOは法人顧客が主で「出荷台数の8割以上は法人向け」。ノジマは、異なる顧客基盤を持つ両社が手を取り合うことで、「両者の顧客基盤を活用した双方の事業機会」を創出、拡大することを目指すとしている。

メーカー販売員を置かず「質の高い接客」を強みとしてきたノジマはここまで右肩上がりに売り上げを伸ばしてきた。一方VAIOも、ソニーから分かれて以降は赤字が続いていたものの、現在は息を吹き返し、「ここ2年で売り上げが約2倍」という。コストを抑える傾向のある法人向けに、高価格ではあるものの「高い品質、高いデザイン性」のVAIOが受け入れられてきている。

ノジマの株価は一時172円高の2399円を付け、連日、年初来高値を更新している。

レノボやデルといった海外製のパソコンは価格競争力では圧倒的に強い。国内メーカーは体力が尽き、NECや富士通はすでに海外メーカーに買収された。しかし今回は国内小売りのノジマと国産PCのVAIOがタッグを組む。

25年10月にはウィンドウズ10のサポートが終了するため、個人法人問わず買い替えが進むと言われており、市場が活気づく好材料もある。ノジマは「純国産PCメーカーとしてVAIOの魅力を国内外のお客様に」と述べており、すでにシンガポールやカンボジアにも進出している。

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