「信者を動物扱いしている」 熊本で拉致監禁パネル展

パネルの説明を受ける参加者=20日、熊本市
パネルの説明を受ける参加者=20日、熊本市

世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の信者に対する強制改宗の実態を知ってもらおうと、基本的人権・信教の自由を守る熊本県民の会(主海偉佐雄会長)が29日、拉致監禁被害をテーマとしたパネル展を熊本市内で開き、約250人が参加した。

1995年に拉致され、12年以上の間、親族によって監禁された後藤徹氏など、約60枚のパネルで強制改宗の被害状況について解説。

参加者は詳しい説明を聞きながら、「こんなひどいことが日本で行われていたなんて」「信者を動物扱いしている」など、驚きの声を上げていた。

パネルのほか、ノンフィクション作家の福田ますみ氏が拉致監禁の被害者たちに行ったインタビュー映像も上映。

後藤氏へのインタビューでは、監禁された部屋で絶食状態の中、調味料や三角コーナーの生ごみを口にして命をつないだ、生々しい体験談が紹介された。

主催者は、「このパネル展は全国では熊本が初めて。この展示会が全国に広がり、多くの人たちに被害の実態を知ってもらいたい」と語った。30日まで。

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