知れば知るほど面白い
マジカルな妖精世界へようこそー福島県奥会津・金山町の妖精美術館で、妖精や魔法にまつわる美術作品約80点を展示して「妖精と魔法展」が開かれている。
二階健氏の「人魚の恋」やチャールズ・アルタモント・ドイルの「五尋の海の下」、エリザベス・ベッシー・ファイフの「妖精の輪」などの美術作品のほか、妖精と魔法に縁が深いアーサー王伝説を想起させるヨーロッパの伝統的甲冑(かっちゅう)など非日常的な作品の数々を楽しめる。ちなみにチャールズ・アルタモント・ドイルはシャーロック・ホームズシリーズで有名なアーサー・コナン・ドイルの父。
同館の管理を務める藤田茂さんは「金山町には鎌倉時代から大蛇伝説があります。その伝説と妖精があいまって町興しの意味合いもあります。妖精の世界は知れば知るほど面白いです」と話してくれた。
館内にあるステンドグラスは、ファイナルファンタジーシリーズのデザインなどで有名な天野喜孝氏の手によるもの。沖縄からわざわざ足を運ぶ客もいるという。開催期間は今期の営業が終了する11月10日(日)まで。
(長野康彦)