「中国共産党は崩壊向かう」 天安門事件から35周年、在日中国人が抗議集会

中国当局が中国国内の天安門広場で、民主化を求めた学生らを軍の武力で鎮圧した1989年の天安門事件から4日で35周年を迎えるのを前に、在日中国人らが1日、東京各地で抗議集会を開いた。

天安門事件の抗議集会に参加した各団体の代表者ら(2024年6月1日 東京都文京区/村松澄恵撮影)
天安門事件の抗議集会に参加した各団体の代表者ら(2024年6月1日 東京都文京区/村松澄恵撮影)

文京区で開かれた集会に参加した人々は「中国共産党の崩壊は近い」「私たちは最後まで戦うぞ」と声を上げた。中国民主化運動組織「民主中国陣線」の王戴・日本代表は、中国共産党の崩壊が近い理由として、経済格差や若者の失業率などによって人々の不満が溜(た)まっているからだとし、2022年に中国各地で起きた反政府デモの「白紙革命」はその象徴だと指摘。「中国共産党政権の正当性がなくなっているので、崩壊に向かっている」と語った。

天安門事件を記念して主催者挨拶をする民主中国陣線の王戴さん(2024年6月1日 東京都文京区/村松澄恵撮影)
天安門事件を記念して主催者挨拶をする民主中国陣線の王戴さん(2024年6月1日 東京都文京区/村松澄恵撮影)

中国国内において、天安門事件はタブー視されており、公式な記録は残されていない。事件を少しでも匂わせるような、発言や行動をした場合、逮捕される可能性すらある。

夜には在日中国人らが新宿駅前で、LEDキャンドルを手に、天安門事件の被害者を追悼した。香港出身のウィリアムさんは「私たちがここに立っていることは、天安門事件を忘れていないと伝える意味がある」とし、「中国の迫害をこの世代で止めていこう」と呼び掛けた。中国当局による弾圧を恐れ、仮面をかぶりながら集会に参加する人の姿も多く見られた。

中国当局による弾圧の恐れから仮面をつけて天安門事件の犠牲者を追悼する参加者ら(2024年6月1日 東京・新宿/森啓造撮影)
中国当局による弾圧の恐れから仮面をつけて天安門事件の犠牲者を追悼する参加者ら(2024年6月1日 東京・新宿/森啓造撮影)
中国当局による弾圧の恐れから仮面をつけて天安門事件の犠牲者を追悼する参加者ら(2024年6月1日 東京・新宿/森啓造撮影)
中国当局による弾圧の恐れから仮面をつけて天安門事件の犠牲者を追悼する参加者ら(2024年6月1日 東京・新宿/森啓造撮影)

また、午前中には有志が港区の中国大使館前で「天安門事件を忘れない」と声を上げ、抗議文を中国大使館の郵便受けに投函した。

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