今年5月に世界保健機関(WHO)が総会で採択する予定のパンデミック条約と国際保健規則(IHR)の改正案に反対するデモ行進(主催・パンデミック条約に反対する会=佐藤和夫会長)が13日、東京都豊島区で開かれた。デモに先立ち、新宿区の牛込箪笥区民ホールで行われた決起集会では、400人の会場が満席となり、登壇者たちがコロナワクチンの危険性を訴えた。
決起集会後、デモの参加者は東池袋中央公園に集合。北海道から沖縄まで、全国からネット情報を見て集まったという参加者らが公園を埋め尽くし、沿道にまであふれ出していた。
午後2時から始まったデモ行進は「パンデミック条約IHR改定反対」の横断幕を先頭にスタート。各自が用意した「ワクチンを強制するな」などのプラカードを掲げながら、「WHOの横暴を許すな」「政府は条約の情報を国民に開示せよ」とシュプレヒコールを上げ、駅周辺の通りを練り歩いた。
400人ずつ出発したデモ隊は午後5時まで続いた。デモ出発後も次々と人が集まり、主催の佐藤和夫会長は「参加人数は1万人以上いた。こんなに集まった集会は初めて」と、反対の声が全国に広がっていることに驚いていた。
佐藤和夫会長のコメント
「予想を超えて1万人以上集まったのはワクチン被害が広く伝わったことと、また大手メディアが報道しない分、SNSやYouTubeなどが競って発信しているためだと思う。メディア報道、政府報道が一方に偏っていることに対する怒りが爆発し、パンデミック条約でワクチン強制という人権侵害が広がる、こうした要素がこの大量動員を生んだと思う」