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宗教法人審議会の議事録公開を要求参院総務委 浜田聡氏が質問

参院総務委員会で12日、質問に立った浜田聡参院議員は、文部科学省が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を東京地裁に解散命令請求した際の決定につながった宗教法人審議会の議事録が非公開になっていることについて「信教の自由の観点から問題」だと述べ、議事録の公開を求めた。これについて文化庁の小林万里子審議官は、裁判所の判断が確定するまでの期間は「議事要旨を公開しないことが全会一致で決定されている」と答弁した。

また浜田氏は、旧統一教会の信者が家族と脱会屋によって拉致監禁され強制的に棄教を迫られる被害があり、教団発表で4300人に上ると指摘。12年5カ月も監禁され脱会の説得を受けた後藤徹氏の例では、家族と脱会屋の宮村峻(たかし)氏は後藤氏が起こした民事訴訟で敗訴が最高裁で確定しているとして、教団信者の被害について政府側の認識をただした。

これに対し文科省の本田顕子政務官は、係争中であることや個別の事案であることを理由に「回答は差し控える」とした。

浜田氏は、「政治関係者が一斉に距離を置くことによって信教の自由が不当に脅かされる可能性を考慮すると、政治家は今こそ家庭連合の信者の声に耳を傾けるべきと思い、行動に移すことにした」と主張。

さらに「自民党が関係断絶宣言をした団体の集会に国会議員が参加することが不適切か」と質問し、同省の本田政務官は「個々の議員の活動や個別の団体への会合への参加について見解を申し上げる立場にない」と答えた。

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