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沖縄ではボウリングが盛ん

ボウリング

沖縄ではボウリングが盛んだ。人口100万人当たりのボウリング場の数は沖縄県は10・9軒(2022年)で、全都道府県の中で最も多い。ちなみに東京は3・4軒(同)なので、約3倍も差がある。

筆者が若い世代のウチナーンチュ(沖縄県人)にインタビューしてみたところ、直近1カ月以内にボウリングに行ったと答えた人はとても多かった。中には、頻繁にプレーするためマイボールを持っている人もいた。

こうなると、記者としてやはり日本一のボウリングの現場を見ておかねばならない。先週、県内在住の友人と実際にボウリング場に足を運んでみた。すると、本土と少し違った光景が見られた。

まず驚いたのが、料理やお菓子、お酒などを飲食しながら、まるでプチ宴会のようにボウリングを楽しんでいる人々がいたことだ。本土ではジュースを飲む程度で、食事をしたりお酒を飲みながらボウリングする人は滅多にいない。聞くところによると、飲食しながらのボウリングは「アメリカ式」なのだそう。

また、客層にも違いがあった。本土では家族連れや若者層が目立つが、沖縄では若者から高齢者まで、幅広い年齢層の人々が競技を楽しんでいた。中でも目を引いたのは、ユニホームらしきものを着た高校生たちの姿だ。話を聞くと、県内の高校のボウリング部のメンバーで、部活として練習しているとのことだった。ボウリングを部活として取り組んでいるのも、ボウリングが盛んな沖縄らしさを表している。

21日に開かれたNHK杯第56回全日本選抜ボウリング選手権大会で、男女共に沖縄県の選手が優勝を勝ち取った。やはりボウリング参加人口1位の実力は伊達(だて)ではないようだ。

(K)

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