トップ国内玉城氏、久辺3区長らと初面談 直前に「抗議集会」訪問

玉城氏、久辺3区長らと初面談 直前に「抗議集会」訪問

米軍キャンプ・シュワブ前の「座り込み抗議」現場で記念撮影をする玉城デニー知事=ツイッターより

玉城デニー知事は19日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先である名護市辺野古周辺の3区長らと初めて面談した。辺野古公民館で行われた意見交換会には、地元から「久辺3区」と呼ばれる、辺野古、豊原、久志の区長や行政関係者らが出席した。久辺3区長と知事との面談は仲井真弘多知事以来で、玉城氏にとっては初となる。

面談冒頭、辺野古の島袋茂区長は、「日本政府には久辺3区に寄り添う姿勢を示していただいている」とした上で、仲井真氏以降知事の訪問がなかったことに触れ、「次いつ知事がお越しになられるのかという気持ちでおりました」と、皮肉ともとれる内容で、県との距離を感じさせる発言をする場面も見られた。

面談後、玉城氏は「1期目の4年間は、久辺3区の方々と意見交換をするゆとりがなかった」と発言。また、基地建設については「容認している立場の方々もいる」との意見もあったと明かした。

ゆとりがなかったため地元との意見交換ができなかったと言い訳した玉城氏だが、米軍キャンプ・シュワブ前の基地反対派らによる「座り込み抗議」現場にはこれまで何度も足を運んでいる。

今回の3区長との面談前にも座り込み現場前に立ち寄る姿がSNS上で拡散されている。玉城氏の服装や、看板の座り込み連続日数の表記からも19日のものであるとみられる。

県政を進める知事として、移設容認派も含めて県民の声を柔軟に聞く姿勢が求められる。

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