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即位の礼 期日御報告


両陛下、装束姿で 皇居・宮中三殿

 天皇陛下が秋の即位の礼と大嘗祭の期日を皇居・宮中三殿に報告される「期日奉告の儀」が8日午前、行われた。即位後、初めて臨む宮中祭祀(さいし)で、秋篠宮殿下御夫妻ら皇族方8人に加え、安倍晋三首相ら三権の長や閣僚、都道府県や市町村の代表ら46人が参列。陛下は「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」という天皇専用の装束を初めて着られた。皇后陛下も装束姿で臨まれた。

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天皇陛下は期日奉告の儀に臨まれた=8日午前、皇居・賢所(宮内庁提供)

 午前10時半すぎ、陛下は立纓(りゅうえい)の冠に黄櫨染御袍姿で、皇祖神とされる天照大神を祭る賢所(かしこどころ)の殿上に姿を見せられた。皇位の証しとされる剣と璽(じ)勾玉(まがたま)をささげ持った侍従を前後に、厳粛な面持ちで回廊を歩き、一礼して内陣へ入られた。陛下は拝礼の後、10月22日に即位の礼の中心儀式「即位礼正殿の儀」を、11月14、15の両日に大嘗祭を行うことを告げる「御告文(おつげぶみ)」を読まれた。

 賢所に続き、歴代天皇や皇族の霊を祭る皇霊殿、国中の神々を祭る神殿でも同様の所作を行われた。

 続いて皇后陛下が、十二単(ひとえ)に似た「五衣(いつつぎぬ)・小袿(こうちぎ)・長袴(ながばかま)」を着て、髪を「おすべらかし」に結い、殿上で同様に拝礼された。皇后陛下が宮中三殿全てに参拝するのは皇太子妃時代の2002年12月以来17年ぶり。この後、モーニング姿の皇族方や各参列者も庭上で拝礼した。

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皇后陛下は期日奉告の儀に臨まれた=8日午前、皇居・賢所(宮内庁提供)

 8日午後には皇居・宮殿「竹の間」で、伊勢神宮、神武天皇陵、昭和天皇はじめ前四代の天皇陵に、陛下が使者である勅使を派遣する「勅使発遣(ちょくしはっけん)の儀」が行われた。陛下は勅使に対し「よく申してたてまつれ」と述べられた。

 一連の即位関連儀式には、前例を踏襲し公費である宮廷費が充てられる。退位関連儀式は上皇陛下の意向で、国事行為を除き、天皇家の私費である内廷費が充てられた。