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戦没者墓苑で深く一礼


両陛下、沖縄への思い込められ

 太平洋戦争で大規模な地上戦が行われた沖縄に思いを寄せられてきた天皇、皇后両陛下。27日、犠牲になった18万人余りの遺骨が納められている沖縄県糸満市の国立沖縄戦没者墓苑に到着すると、出迎えた遺族らに一人一人丁寧にお辞儀をし、天皇、皇后として最後とみられる沖縄をかみしめるようにゆっくりと納骨堂の前に進まれた。

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天皇、皇后両陛下は沖縄平和祈念堂に到着された=27日午後、沖縄県糸満市

 一礼して供花台に白菊の花束をささげた後、もう一度深々と頭を下げられ、遺族らの元へ。

 沖縄の防衛隊に所属していた夫だけでなく、避難先の壕(ごう)の中で次女も病気で亡くした同県宜野座村松田の宮平ナヘさん(98)は「皇后さまから『お元気にお過ごしください』と声を掛けていただきました。ここまで来ていただいてありがたかった」と話した。

 「複雑な思いもあったのでは」との記者の問いには、「そういうのは忘れてね」と短く言葉を区切り、「家に帰ったら、(夫に)お茶でもあげて報告します」と結んだ。

 沖縄県遺族連合会前会長の照屋苗子さん(82)は、女手一つで育ててくれた母親(故人)も両陛下に会わせてあげたいと、写真を携えて面会に臨んだ。

 天皇陛下から「遺族会のために頑張ってこられましたね」と声を掛けられ、「沖縄に、特に遺族に心を寄せてくださり、ありがとうございました」と伝えたという。