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両陛下、毎年被災地を御訪問


震災5年、絶えず思い

 16日から福島、宮城両県を訪問されている天皇、皇后両陛下は東日本大震災後、毎年被災地を訪ね、復興の歩みを見守られてきた。震災5年の節目の今年は福島、宮城両県に続き、秋に国民体育大会が開かれる岩手県を御訪問。苦難が続く被災者に絶えず思いを寄せられている。側近は「両陛下はこの5年、震災のことを片時も忘れたことはなかったのではないか」と話す。

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天皇、皇后両陛下は避難生活が続く葛尾村の住民らと懇談された。左端は内堀雅雄福島県知事=16日午後、福島県三春町(代表撮影)

 震災5日後の2011年3月16日、天皇陛下は国民に向けたビデオメッセージを発表。3月末からは皇后陛下と7週連続で岩手、宮城、福島など1都6県の被災地や避難所を慰問された。

 翌12年2月に心臓手術を受けられた陛下は退院から1週間で政府主催の追悼式に御出席。5月には仙台市若林区の仮設住宅に足を運び、津波被害が大きかった荒浜地区の被災者らをお見舞いされた。

 その後も、栃木県那須町での静養前に東北3県に足を運んで復興状況を視察されるなど、被災地訪問を継続。誕生日の記者会見や感想、新年の感想や和歌、政府主催の追悼式のお言葉などでも、復興への思いを発信され続けている。