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両陛下、原発避難者と御懇談


2年前中止の桃農家も御訪問

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天皇、皇后両陛下は桃の生産農家で説明を聞かれた=16日午後、福島県桑折町(代表撮影)

 天皇、皇后両陛下は16日午後、福島県桑折町の桃農家を訪問し、福島市で東京電力福島第1原発事故の避難者と懇談された。両陛下の同県御訪問は東日本大震災後4回目。

 両陛下は避難者のために建てられた県営団地を視察後、入居者6人と御懇談。自宅が帰還困難区域にあり、ここが7カ所目の避難先という双葉町の女性(36)を、天皇陛下は「随分苦労も多かったんじゃないですか」と気遣われた。皇后陛下は浪江町から避難してきた男性(64)に「おつらかったでしょうね。こちらで少し助かりましたか」と尋ねられた。

 2年前の私的旅行の際、大雨被害のため見学を中止した桃農家では、あいにくの雨の中、傘を差して桃畑を見て回られた。除染のときの苦労話を聞いた陛下は「大変でしたね」とねぎらいの言葉を掛けられた。

 両陛下は同日夕、栃木県那須町の那須御用邸に入り、21日まで静養される。