台湾の最新記事

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【連載】VS中国 台湾の勝算―李喜明・元台湾参謀総長に聞く(下) 中国民衆を味方に付けよ

――ウクライナ戦争をきっかけに台湾では自主防衛の意識が高まり、民間で防衛講習を行う「黒熊学院」などが注目を集めている。一方で、中国を刺激するなという声も根強い。

【連載】VS中国 台湾の勝算―李喜明・元台湾参謀総長に聞く(中) 日本の対応が戦局を左右

――台湾有事が起きた場合、米国はどの程度介入すると考えているか。 ーー米国がどこまで介入するかはさまざまな意見がある。私個人としては、米国と台湾は有事における指揮系統などが明確でないため、肩を並べて戦うのは非常に難しいと考える。

【連載】VS中国 台湾の勝算―李喜明・元台湾参謀総長に聞く(上) 「非対称戦」防衛の要

軍事大国化する中国が武力侵攻に踏み切った場合、戦力で劣る台湾に「勝算」はあるのか。ウクライナのような「非対称戦」を中核にした「全体防衛構想」を提唱し、台湾の蔡英文政権に大きな影響を与えた李喜明・元参謀総長が、世界日報のオンラインインタビューに応じた。台湾が中国との戦力差を克服するための軍事戦略や日米の役割などについて聞いた。

香港の大学で増える中国教員 中国化で独自文化研究に暗雲

香港での反体制的な言動を取り締まる2020年6月の国家安全維持法(国安法)制定前後を機に香港の主要大学の教職員、研究者の間で香港の中国化が着実に進んでいる。過去4年間で中国本土出身の教員が35%増加し、逆に香港の将来に失望した香港の学者、研究者が海外に移民流出する動きが加速。香港の郷土愛、特色を生かした研究発展を阻み、中国の一都市にすぎない発展のみが奨励される教育環境に様変わりしつつある。

【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈12〉台湾安保協会副理事長・李明峻氏に聞く

中国の習近平国家主席は3期目に入ったばかりで、当面は経済など国内問題に集中しなければならない。このため、今後2~3年は台湾侵攻の可能性が低下した。だが、2027年に4期目入りを果たすには相応の理由が必要になる。それは台湾統一だ。

【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈11〉台湾国防安全研究院副研究員・王尊彦氏に聞く(下)

習近平・中国国家主席は昨年10月、第20回中国共産党大会の政治報告で「武力行使(の選択肢)を決して放棄しない」と主張した。だが、軍事的な威嚇よりも警戒すべきは、台湾を懐柔しようとするソフトなアプローチだ。

【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈10〉台湾国防安全研究院副研究員 王尊彦氏に聞く(上)

台湾有事の可能性や必要な備えなどについて、台湾の専門家に聞いた。

【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈9〉早まる侵攻予想

「ウクライナ危機は準備運動だ。もっとでかい危機がやって来る」――。  世界各国がウクライナ戦争への対応に追われる中、米戦略軍のチャールズ・リチャード司令官(当時)は昨年11月、この状況は序の口にすぎず、はるかに深刻な危機が待ち受けていると言い放った。

【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈8〉ウクライナの教訓

ロシアによるウクライナ侵攻は、台湾にさまざまな教訓をもたらした。最大の教訓は、何と言っても戦争がもたらす恐怖と破壊のリアルな現実を台湾住民に突き付けたことだろう。

【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈7〉「生命線」の半導体産業

台湾北部の新竹は、ハイテク企業が集積する産業都市として知られる。新竹駅でタクシーに乗り、30分ほど行くと、「台湾のシリコンバレー」と呼ばれる新竹科学園区に着く。

【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈6〉巧妙な中国の「認知戦」

「民進党は国民党以上に汚職で腐敗している!」。台湾南部の高雄市で乗車したタクシーの車内では、60代の男性運転手の怒りの声が響いた。目的地に到着するまで与党・民進党批判は延々と続いた。

【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈5〉広がる「民間防衛」

週末になるとめっきり人通りが減る台北市内のビジネス街。その一角にあるオフィスビルの会議室に、小雨交じりの早朝から老若男女が続々と入ってきた。

【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈4〉港湾権益買い漁る中国

観光客を乗せ、細長い港湾をくぐり抜けるように進むクルーズ船。デッキからは、巨大なコンテナ船やタンカー、海軍艦艇のほか、貨物の積み下ろしを行うガントリークレーンが間近に見える。圧巻の光景だ。 台湾南部にある高雄港は、世界第17位のコンテナ取扱量を誇り、海軍も利用する台湾最大の港湾。港湾都市という高雄の特徴を観光資源にするため、港湾内を周遊するクルーズ船が運行されている。

【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈3〉着上陸侵攻の現実味

建物の中に足を踏み入れると、聞き慣れた音楽が流れていた。「軍艦マーチ」である。どこか懐かしい気分になった。

【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈2〉澎湖諸島からの報告(下)

台湾・澎湖諸島の最大都市、馬公市の中心街から車を30分ほど走らせると、対岸から馬公の街並みを望める蛇頭山に着く。その高台から右手に視線を向けると、海軍艦艇が数隻停泊しているのが見える。日本統治時代に建設された軍港は、今なお台湾防衛の重要拠点として欠かせない役割を果たしている。

【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈1〉 澎湖諸島からの報告 上

台湾南部の高雄から飛行機でわずか40分。小型プロペラ機から空港に降り立った瞬間、ビューッという猛烈な風が襲ってきた。普通に立っているのも困難なほどだ。ここは台湾本島の西方約50キロに位置する澎湖諸島。澎湖県のホームページによると、大小合わせて90の島々から成り、複雑な海岸線の総延長は約450キロにも及ぶ。

【新春特別インタビュー】日台韓連携で中国に対抗を 「第二のウクライナ化」拒否 元台湾副総統 呂秀蓮氏

強大化する中国が台湾に軍事侵攻する懸念が高まっている。万一、中台間で戦争が起きれば、わが国にも甚大な影響が及ぶため、一段と重要性を増しているのが日本と台湾の連携強化だ。そこで世界日報は、台湾で女性初の副総統を務めた呂秀蓮氏(78)に単独インタビューを行い、台湾海峡や太平洋地域の平和と安定に向けたビジョンを聞いた。

「澎湖諸島有事は日本有事」 東アジア全体の戦略的要衝 次期台湾澎湖県長 陳光復氏単独インタビュー

台湾の離島・澎湖諸島は、台湾本島と中国大陸の間に位置する戦略的要衝だ。先月26日の台湾統一地方選で澎湖諸島を管轄する澎湖県長(知事に相当)に民進党候補として当選した陳光復氏(67)が世界日報の単独インタビューに応じた。陳氏は澎湖諸島が中国から台湾を守る「防衛の第一線」であると強調するとともに、同諸島が中国に侵攻されれば日本の海上交通路も脅かされることから、「澎湖有事は日本有事」だと主張した。一問一答は以下の通り。

【インタビュー】安倍元首相銅像を建立 台湾・高雄 日台の友好貢献に謝意 紅毛港保安堂・張吉雄氏

台湾南部の高雄市にある廟(びょう)(寺社に相当)「紅毛港保安堂」に9月24日、日台友好に尽力した安倍晋三元首相の功績をたたえ、等身大の銅像が建てられた。廟の責任者、張吉雄氏はこのほど、世界日報の取材に応じ、安倍氏が生前「台湾有事は日本有事」と強調するなど、安全保障面を含め日台友好に寄与したことを高く評価した。

台湾有事に備え日台連携強化を 日台共栄首長連盟 都内で総会

台湾との交流強化を目指す市町村長でつくる「日台共栄首長連盟」の第2回総会が17日、東京都内のホテルで開かれた。来賓で出席した日華議員懇談会の古屋圭司会長(衆院議員)は、中国共産党大会の文書や綱領に必ず台湾を統一し、武力行使も辞さないと書かれていることについて「深刻な話だ」とし、価値観を共にする台湾と連携し対応していく必要性を訴えた。

台湾統一地方選 現職優位、野党・国民党が優勢

台湾では2024年1月の総統選の前哨戦となる統一地方選が26日の投開票に向けて終盤戦を迎えている。親中派の野党・国民党が優位を保ち、与党・民進党は22の県市首長ポストの3割前後しか獲得できない予想も出る苦しい選挙戦だ。地方都市の生活改善や経済発展など候補者の実務実績が最大限、評価される地方選では現職優位で中国の脅威への対中政策は優先順位が低く、民進党内のスキャンダルも影響している。

台湾 統一地方選まで10日 厳しい与党民進党

台湾に選挙の季節がめぐってきた。4年に一度行われる統一地方選挙が11月26日に投開票される。現在の選挙制度における統一地方選は「九合一選挙」と呼ばれるが、これは政令指定都市に相当する直轄市の市長から、知事に相当する県長、各自治体の議員、そして「里」と呼ばれる町内会長に等しいレベルまで、9種類の選挙を一度に行うことに起因する。

蔡氏「平和維持は共通の責任」台湾総統、中国に訴え

中華民国(台湾)の建国記念日にあたる「双十国慶節」の10日、台北市の総督府前で祝賀式典が行われた。蔡英文総統は台湾への軍事威嚇を強める中国に対し「武力衝突は決して両岸(台中)の選択肢ではない」と主張。理性と平等、相互尊重の下で台湾海峡の平和と安定を維持するために両岸指導者が対話を行うことは「共通の責任だ」と訴えた。

欧米から要人訪台ラッシュ 中国に一歩も引かぬ蔡総統

1911年の辛亥革命に由来する双十節を10日に迎えた台湾は今、ホットスポットだ。中台統一を最大の政治課題とする中国の圧力が強まる中、台湾を応援しようと米国や欧州から議員団など要人の訪台ラッシュが続く。

「永遠の友」と惜しむ声絶えず 安倍氏の銅像 台湾で設置

7月の参議院選挙の街頭演説中に凶弾に倒れた安倍晋三元首相。台湾に対し長年友好的な姿勢を示し続けてきた安倍氏に、親しみを感じる台湾人は多く、事件を受け台湾では悲しみの輪が広がった。

蔡総統「台湾中が楽しみ」京都橘高校が国慶節式典に出演

台湾の蔡英文総統は京都橘高等学校吹奏楽部との映像や写真を自身のSNSに公開した。京都橘高校の吹奏楽部は中華民国(台湾)の建国記念日にあたる10日の「双十国慶節」の式典に出演する予定。蔡総統は学生らに「(当日の公演を)台湾中が楽しみにしています」と声をかけた。

「日台は家族の関係」 台湾建国111周年祝う

中華民国(台湾)の建国記念日に当たる「双十国慶節」111周年を祝うレセプションが5日、都内のホテルで開催された。主催した台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表はあいさつで、日台間に正式な国交はないが関係は「家族、兄弟のように極めて緊密」であり、「形式的な政治的関係を超越している」と語った。

「安倍氏は永遠の友」 台湾で銅像の除幕式

台湾南部の高雄市鳳山区にある宗教施設「紅毛港保安堂」で24日、安倍晋三元首相の功績を顕彰しようと制作された銅像の除幕式が行われた。

台湾で安倍氏の銅像が完成間近 9月24日に除幕式

台湾高雄市の宗教施設「紅毛港保安堂」は7月に凶弾に倒れた安倍晋三元首相を顕彰しようと銅像を制作し、完成が間近となった。9月24日午前10時から11時30分まで同保安堂の広場で除幕式を執り行う予定。式の様子は動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信するという。 

カンボジアで人身売買 台湾社会が震撼 「高収入」に騙され多数被害

カンボジアをはじめとした東南アジアで高収入の仕事があると誘われた台湾人が現地でパスポートを取り上げられ、人身売買される事件が多発し、台湾社会を震撼(しんかん)させている。中には、詐欺への加担の強要や強姦(ごうかん)、臓器売買の被害に遭うケースまで起きている。

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