台湾総統に民進・頼氏 同一政党 初の3期連続政権

3 日 、 台 北 市 で 、 台 湾 総 統 選 で 当 選 し た 与 党 ・ 民 進 党 の 頼 清 徳 副 総 統 ( 左 ) と 次 期 副 総 統 に 選 出 さ れ た 蕭 美 琴 ・ 前 駐 米 代 表 ( 右 )( E P A 時 事

【台北・台湾総統選取材班】4年に1度の台湾総統・立法委員(国会議員)選は13日、投開票が行われ、与党・民進党の頼清徳副総統(64)が総得票数の約4割を獲得し、総統の座を射止めた。同一政党による政権が3期続くのは、台湾の民主化の象徴である直接投票による総統選が1996年に始まって以来初めて。
立法委員選は過半数割れ

同時に行われた立法委員(国会議員、全113議席)選は、民進党と国民党の2大政党共に議席数で単独過半数に至らなかった。第3党・民衆党は議席を増やし、議会においてキャスチングボートを握る形となった。今後は民衆党がどの政党と協力関係を築くかが焦点となりそうだ。

民進党の頼氏は当選した13日夜、「台湾はただ自由と民主主義の生活を維持したいだけだ」と強調し、日米を中心とした民主主義陣営と協力関係を強化する意向を示した。

頼清徳氏の当選が確定し、喜ぶ支援者ら13日、台湾・台北市(竹澤安李紗撮影)

一方、対中政策については「現状維持」路線を継承する方針を掲げた。頼氏はかつて「台湾独立工作者」と自称したことがあり、中国の習近平政権が「台湾独立派」と見なし、敵視している。このため、今後は中国側が台湾に対して軍事的・経済的な圧力を強めることが懸念される。

総統選の投票率は71・86%で、得票率は民進党の頼氏が40・05%、国民党の侯友宜・新北市長(66)が33・49%、第3党・民衆党候補の柯文哲・前台北市長(64)が26・46%だった。立法委員選の議席数は、民進党が11議席減らして51議席。国民党は15議席増やして52議席、民衆党が3議席増やして8議席となった。

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