「民主主義陣営の勝利勝ち取る」 台湾総統選当選の民進党・頼清徳氏

当確後、支持者を前にあいさつする頼清徳氏=13日、台湾・台北市(竹澤安李紗撮影)
当確後、支持者を前にあいさつする頼清徳氏=13日、台湾・台北市(竹澤安李紗撮影)

【台北・台湾総統選取材班】「世界で選挙が相次ぐ2024年の最初、台湾は民主陣営の勝利を勝ち取り、民主主義体制を大切にする立場を世界に示した」。台湾総統選で当選した与党・民進党の頼清徳副総統は13日夜、台北市内で記者会見を開き、同党の勝利は国際政治にも重要な意味を持つの見解を示した。ただ、「統一は歴史の必然」とする中国の習近平国家主席が今後、台湾への圧力を強めるのは必至で、中台の緊張がこれまで以上に高まる可能性がある。

蔡英文総統の路線を継承する頼氏は、自由民主主義体制を堅持し、中国との関係においては「現状維持」を掲げる。次期副総統候補の蕭美琴・前駐米代表(大使に相当)とのペアで、親米路線の継続を鮮明にした上で、「一つの中国という古い道に後戻りはしない」と述べ、中国と距離を置く姿勢を強調した。

今回の総統選は、中国が「戦争か平和の選択」とし、中国寄りの最大野党・国民党に投票するよう働きかけるなど、中国の選挙介入が浮き彫りになった。頼氏は野党票が割れたことに助けられた部分もある。

当確後、支持者を前にあいさつする頼清徳氏=13日、台湾・台北市(竹澤安李紗撮影)
当確後、支持者を前にあいさつする頼清徳氏=13日、台湾・台北市(竹澤安李紗撮影)

頼氏は台北郊外の新北市生まれ。台湾大医学部を卒業した後、米ハーバード大学院で修士号を取得。南部・台南市で医師として勤務した後、1996年から立法委員(国会議員)前身の国民大会代表、99年から同委員を11年務めた。2010年から台南市長、17年から行政院長(首相に相当)を歴任。20年5月から蔡英文政権下で副総統を務めている。蔡氏よりも独立志向が強いとされ、知日派としても知られる。

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