台湾総統選 初の3期連続政権

世界が注目する台湾総統・立法委員(国会議員)選は13日、投開票が行われた。与党・民進党総統候補の頼清徳・副総統が午後8時半(日本時間同9時半)過ぎ、勝利宣言を行った。台湾民主化の象徴である総統直接選が1996年に始まって以来、民進党と最大野党・国民党は交互に政権を握ってきた。どちらも2期8年を越えたことはなかったが、民進党が今回初めて3期(1期4年)連続で政権を担うことになった。
頼氏の就任式は5月20日に行われる予定。総統の3選は禁止されており、現職の民進党・蔡英文総統は2期8年の任期を同日満了する。今回の選挙戦は、民進党の頼氏と国民党の侯友宜・新北市長、第3党・民衆党の柯文哲・前台北市長の3人が総統の座を争った。