台湾の蔡英文総統と日本台湾交流協会台北事務所(大使館に相当)の片山和之代表は11日、台北の総統府で会談した。
同代表に先月着任した片山氏は「任期の間、多くの台湾人に日本の重要性を理解してもらえるように努力していく」と語った。着任のあいさつでは台湾で「日本ファン」を増やしていきたいと表明していた。これに対し、蔡総統は「民主と自由は日台共通の価値観であり、インド太平洋の平和と安定も日台共同の使命だ」と強調。また、「包括的および先進的環太平洋連携協定(TPP)」(CPTPP)の参加にも意欲を示した。
片山氏は1983年に外務省入りし、上海総領事などを経て今年10月までペルー大使を務めた。米留学時には「台湾の民主化」をテーマに修士論文を執筆している。(外報部)