韓国紙セゲイルボ「社説」
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「共に民主党」の李在明前代表がセゲイルボ世論調査の結果、6月3日の大統領選挙に向けたレースで圧倒的な優位を見せたが、党内予備選のルールを巡る雑音は消えていない。党の大統領選特別党規約準備委員会が党員投票を50%、一般国民の世論調査を50%反映することを骨子とする新しい大統領候補の選出規定を設けると、非明系(非李在明派)は強く反発している。2度の大統領選挑戦を通じて党内の支持基盤が堅固な李前代表には翼を与えた半面、ライバル候補は脇役に転落する可能性が濃厚であるためだ。
民主党は2017、22年の大統領選の時、権利党員(党費納付党員)と共に事前に申請した一般国民もすべて選挙人団に入れて予備選の投票を行った。再び同様にすると、12・3非常戒厳事態と弾劾政局で組織化した極右勢力の「逆選択」(事前申請し不人気候補に投票)が選挙結果を歪曲(わいきょく)する恐れがあるというのが民主党の親明系(親李在明派)の悩みだ。実際、先の大統領選の予備選の時も、最終盤に逆選択が疑われる状況が現れて李洛淵元首相が大勝を収め、李前代表が危機に追い込まれたことがある。問題は、非明系がオープンプライマリー(完全国民予備選)を要求する状況で、過去2度の大統領選の時より国民参加の観点から後退した予備選制度を導入することによって、「オデミョン(『どうせ大統領候補は李在明』の略)」の大勢論に安住するという印象を与えることになったということだ。「うじ虫が怖くて味噌(みそ)が仕込めない」(多少の障害のため実行しない)という批判を避け難くなった。
金斗官前議員、金東ポイント(=「なべぶた」に「兌」)京畿道知事に続き、金慶洙前慶南知事が13日、大統領選出馬宣言をしたが、すぐに“傾いた運動場”(不公平な環境)論議で予備選の成功も疑問視される。他の候補者に対する不利益の雑音が大きくなったり、推戴式のような形式的な予備選になれば、興行の失敗はもちろん李前代表の「不通(話が通じない)」イメージだけが強くなり、中道層を中心に非好感度を高めることになり得る。
セゲイルボの世論調査はまだ流動的な大統領選の構図を示している。一例として、李前代表は「国民の力」の大統領候補群のうち選好度1位の金文洙前雇用労働部長官との一騎打ちでは12ポイント差で誤差範囲を超えた優位を見せるが、忠清圏(忠清南北道・大田)では46%対41%と差が大幅に縮小している。不出馬宣言した呉世勲ソウル市長との対決では、忠清圏でかえって後れを取った。1992年の14代大統領選以来、忠清圏での勝者が大統領選の勝者になった点、前回の大統領選の敗因も中道層・忠清圏における優位確保の失敗だったという点を考えると、注目すべき部分だ。李前代表は今後、ライバルの意見も果敢に受け入れる包容力を見せ、党内団結と民心確保に積極的に取り組まなければならない。
(4月14日付)
「セゲイルボ」






