
北朝鮮による拉致被害者の即時一括帰国を求める「国民大集会」が30日、東京都内で開かれた。出席した高市早苗首相は、自身の代で拉致問題を解決すると改めて決意を述べた上で「ほんのわずかなチャンスでも逃すことなく、政府一体となって真摯(しんし)に取り組んでいる」と強調した。
日朝首脳会談など「あらゆる選択肢を排除しない」とする高市首相は、「日朝双方の未来のためにも互いに実りある関係を作るべく、日本政府は対応し、具体的に行動する用意がある」と語った。
横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母・早紀江さん(90)は、北朝鮮に拉致された人々の現状が分からない中で「本当に生きていてくださいとそればかり願う。日本政府がもっと早く立ち上がっていれば、みんな帰ってこられたのではないか」と切実な思いを吐露。さらに拉致問題への風化にも懸念を示し、「『そんなこともあった』という風にはしてはいけない。絶対に取り戻さなければ」と訴えた。
特定失踪者家族会の今井英輝会長も出席し「24年間、一人の拉致被害者も取り戻せず、一人の拉致認定もできていない」と言及。早期解決のためには「高市総理と金正恩氏とが直接会談する以外に方法はない」と呼び掛けた。





