トップ国際北米米、グリーンランド安保で「合意」 トランプ氏「軍を大規模展開」   

米、グリーンランド安保で「合意」 トランプ氏「軍を大規模展開」   

グリーンランドの中心都市ヌークの建物=6日(AFP時事)

 【ワシントン川瀬裕也】トランプ米大統領は18日、米国とデンマーク、同国自治領グリーンランドが、北極圏の安全保障を強化する新たな協定で合意したと発表した。米軍の駐留拡大を可能にし、敵対国による基地設置や安全保障上、機密性の高い投資を制限する内容。トランプ氏は米国がグリーンランドの安全保障を「恒久的に管理する」と主張した。

 トランプ氏は自身のSNSで、米国はグリーンランド防衛のため「必要なことを永久に完全に行う能力」を持つと表明。ロシアや中国など米国の敵対国による基地設置や軍事展開、投資には米国の承認が必要になると説明した。米軍の大規模な拠点整備に「直ちに着手する」とも述べた。

 ただ、協定の詳細は公表されておらず、米軍の展開規模や新たな基地が建設されるかどうかなどは明らかになっていない。デンマークとグリーンランド両政府は19日、3者が今週、ニューヨークで開かれる国連総会に合わせて協定に署名する見通しだと発表した。一方、両政府は、協定がデンマークの主権と領土的一体性、グリーンランド住民の自決権を認めるものだとも強調している。

 米国は1951年のデンマークとの防衛協定に基づき、グリーンランド北西部のピツフィク宇宙基地を運用している。トランプ氏は2期目の就任前から、中国やロシアの北極圏進出を理由にグリーンランドの「取得」が必要だと主張してきたが、デンマークとグリーンランドは領有権の移転を一貫して拒否している。

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