トップ国際北米米司令官、攻撃停止進言か 対イラン空爆「効果の限界」

米司令官、攻撃停止進言か 対イラン空爆「効果の限界」

【ワシントン川瀬裕也】米中央軍のブラッド・クーパー司令官が、イランへの空爆は「効果の限界に達した」として、トランプ大統領に攻撃停止を進言していたと米ニュースサイト「アクシオス」が26日、報じた。複数の関係者の話として伝えたもので、この助言がトランプ氏による攻撃停止の判断に大きな影響を与えたという。

報道によると、クーパー氏はホワイトハウスや国防総省、統合参謀本部の幹部らに対し、現在の空爆作戦は軍事的効果の面で限界に達していると説明。さらに、ダン・ケイン統合参謀本部議長も、防空ミサイル迎撃システムの弾薬不足への懸念を示し、米軍や同盟国の防衛能力への影響を指摘したという。

一方、国連のマイク・ウォルツ米大使は26日、CBSテレビの番組に出演し、イラン攻撃の停止について「外交に少し時間と余地を与えるためだ」と説明した。トランプ氏について「平和を望む大統領であり、外交に機会を与えている」と述べ、オマーンを仲介役とするイランとの協議に期待を示した。

ただ、ウォルツ氏は中東地域への追加戦力の展開は続いていると強調し、交渉の進展を見極めた上で、必要であればさらなる軍事行動も選択肢となるとの認識を示した。複数の報道によると、米中央軍は現在、大規模攻撃を再開できる態勢を維持しているとされ、外交が不調に終われば軍事圧力を再び強める可能性も残されている。

中東メディアなどによると、イラン政府高官も26日、「米国が攻撃を再開しない限り、イランも軍事作戦を停止する」と表明しており、米国とイランの双方が攻撃を停止する状況となっている。

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