
【ワシントン川瀬裕也】トランプ米大統領は24日夜(日本時間25日午前)、連邦議会の上下両院合同会議で一般教書演説を行った。「わずか1年で誰も見たことがない変革、歴史的な大転換を達成した」と語り、今年11月に予定される中間選挙に向け、2期目の実績をアピールした。性の多様性やLGBTに関する政策を推進する民主党に対し「国を破壊している」と強く非難する場面もあった。
演説の冒頭でトランプ氏は「米国はかつてないほど大きく、より良く豊かな強い国になった」と語り、移民政策による国境の強化や経済政策の成果として、雇用拡大や株式市場の好調などに触れ「これが米国の黄金時代だ」と強調した。
一方で、看板政策として実施した「相互関税」について、連邦最高裁判所が違法と判断したことについては、「とても残念だ」と不満を漏らした。代替案として改めて新たな関税措置を実施すると表明し、「これまで以上に強固なものにする」と訴えた。
演説中盤には、未成年者のトランスジェンダーを巡り、学校が親の同意なしに「社会的性別移行」を支援した事例に言及。「このような行為を直ちに禁止しなければならない」と主張した。逆にこうした取り組みを支持する民主党議員らに向かって、「狂っている」「国を破壊している」と痛烈な批判を浴びせた。
このほか、安全保障政策については、「世界最大のテロ支援国であるイランが、核兵器を保有することは決して許さない」と明言。同国とは外交的解決を模索する一方で、米国への脅威には「躊躇(ちゅうちょ)なく立ち向かう」と、軍事行動も辞さない強気の姿勢を示した。






