トップ国際北米米メディア「画期的な瞬間」 「日本初の女性首相」強調

米メディア「画期的な瞬間」 「日本初の女性首相」強調

 【ワシントン山崎洋介】高市早苗氏の日本初、女性首相就任を受け、米メディアは「画期的な瞬間」などと報じた。リベラル派メディアは保守路線の推進に警戒感をにじませつつ、トランプ氏との親和性を指摘した。

 CNNは「政治や職場などにおける男性優位の日本で、画期的な瞬間となった」と評した。一方、安倍晋三元首相の弟子として保守路線を継承、憲法改正を支持し、靖国参拝を行ってきた経緯にも言及し、「重要な貿易相手である中国と韓国の怒りを引き起こす」可能性への懸念も示した。夫婦別姓や同性婚への反対姿勢にも触れた。

 ニューヨーク・タイムズ紙は「女性が影響力を得るのに、長らく苦労してきた国にとっての節目」と評価。今後「日本をさらに右傾化させるのではないか」、「近年のポピュリストの潮流に呼応した動き」、トランプ大統領の「米国を再び偉大にする(MAGA)運動と類似点を持つ」との見方を示した。

 トランプ氏は6日、自身のSNSで高市氏について「深い知恵と強さを持つ尊敬される人物だ」と評し、「日本が初めて女性の首相を選んだ」と書き込んだ。今月下旬、訪日し高市氏と会談する方針で、両者が良好な関係を構築できるか注目される。

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