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新型コロナ起源で特設サイト 米ホワイトハウス 「武漢研究所から流出」

新型コロナウイルスの研究所流出説を採り上げた米ホワイトハウスのウェブサイト

【ワシントン山崎洋介】米ホワイトハウスは18日、新型コロナウイルスの起源を巡り、中国の武漢ウイルス研究所から流出した説を主張する特設サイトを立ち上げた。

同サイトは「研究所からの流出・新型コロナの真の発生源」と題したもので、「ウイルスは自然界にない特徴を持つ」「武漢ウイルス研究所の研究者たちは、新型コロナが発見される数カ月前の2019年秋に新型コロナのような症状で病気になった」などと指摘。武漢の衛星写真上に同研究所と感染者が多発した生鮮食品市場との距離を示し、「同研究所に関係した事故が起源である可能性が最も高い」と主張した。

また、バイデン政権下でファウチ元国立アレルギー感染症研究所長や厚生省が、新型コロナ起源について調査した共和党主導の下院の調査を妨害したと非難。バイデン政権が研究室流出説など新型コロナに関する異論を抑圧するため、「ソーシャルメディア企業に強制、もしくはそれと共謀して、新型コロナ関連のすべての反対意見を検閲した」とも訴えた。

さらに、武漢研究所で行われ、米政府が一部資金提供したウイルスの毒性や感染力を高める機能獲得研究が「新型コロナの起源となった可能性が最も高い」とも強調。「この危険な機能獲得研究を監督する現在の政府のメカニズムは、不完全で、非常に複雑で、統一性を欠いている」と問題視している。

新型コロナの起源を巡っては、米中央情報局(CIA)が1月下旬、武漢ウイルス研究所から流出した可能性が高いとする新たな評価を示した。このほか、すでにエネルギー省と米連邦捜査局(FBI)は研究室からの流出が最も可能性が高いと評価している。

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