トップ国際北米トランプ氏、「米国を解放」と強調 保守派集会で成果アピール

トランプ氏、「米国を解放」と強調 保守派集会で成果アピール

保守派の大規模集会「保守政治行動会議(CPA C)」で演説したトランプ大統領に声援を送る聴衆 =22日、米ワシントン近郊(山崎洋介撮影)

【ワシントン山崎洋介】19日から米ワシントン近郊で開かれた保守派の大規模集会「保守政治行動会議(CPAC)」最終日の22日、トランプ大統領が演説を行った。スタンディングオベーションで迎えられるなど熱狂的な支持者の前でトランプ氏は、就任以来の成果をアピールした。

就任から1カ月を過ぎたトランプ大統領は演説で、「われわれは4週間で、ほとんどの政権が4年間で達成するよりも多くのことを成し遂げた」と述べた。不法移民問題などバイデン前政権が抱えていた問題から、「われわれは今、米国を解放している」と訴えた。

新設された政府効率化省について、「政府の無駄遣いや不正、乱用に対して戦争を仕掛けている」と強調。LGBT(性的少数者)関連の活動などに資金を費やしていたことが明らかになった国際開発庁(USAID)を「左翼による詐欺」と批判。職員が締め出された庁舎は、今後は、税関・国境警備局が使用するとした。

CPACは、トランプ政権1期目以来、参加者のほとんどが同氏への支持で固まっている。「米国を偉大に」と書かれた帽子を被(かぶ)った33歳女性のケリー・リンチさんは、トランプ氏の就任以来、南部国境からの越境者が激減するなど、「トランプは選挙で約束したことをすべて果たしている」と評価。また「政府効率化省はさまざまな機関で、政府の腐敗や無駄遣いを暴露してきた。(同省を率いる実業家の)イーロン・マスクが次に何を明らかにするのか楽しみ」と期待を示した。

CPACには、南米アルゼンチンのミレイ大統領をはじめとした海外からの保守政治家も参加。ミレイ氏は、20日にマスク氏と登壇し、無駄削減を象徴するチェーンソーをマスク氏に手渡すパフォーマンスを見せた。

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