トップ国際北米副大統領候補がTV討論会  外交や不法移民で応酬 米大統領選

副大統領候補がTV討論会  外交や不法移民で応酬 米大統領選

1日、ニューヨークで、米副大統領候補のテレビ 討論会を前に握手する共和党のバンス上院議員 (左)と民主党のウォルズ・ミネソタ州知事 (EPA時事)

【ワシントン山崎洋介】11月の米大統領選に向けた副大統領候補のテレビ討論会が1日夜(日本時間2日午前)、ニューヨーク市内で行われ、民主党のウォルズ・ミネソタ州知事(60)と共和党のバンス上院議員(40)が外交や不法移民問題、経済をめぐり論戦を繰り広げた。

討論会では、まずイランによるイスラエルへの大規模ミサイル攻撃を受け、司会者は、中東情勢について質問した。

ウォルズ氏は、世界の最も危険な状況に際し、「トランプ氏がどれほど危険な人物であるかは、同氏に最も近かった人たちこそ理解している」と主張、トランプ前政権の元高官らが、トランプ氏について大統領にふさわしくないと語っているとした。

これに対してバンス氏は、「トランプ氏が掲げた、力による平和」こそが、世界に安定と平和をもたらすと主張。在任中に世界で、大きな紛争が起こらなかったのは誰の時か?答えは、「トランプ氏が大統領だった4年間だけだ」と訴えた。

また不法移民問題をめぐり、ウォルズ氏は、超党派の国境警備強化法案こそ、「最も公正で厳しい移民法案」だが、トランプ氏が政治的な目的で反対したと主張した。

バンス氏は、ハリス氏が3年間、「トランプの国境政策を覆す」と自慢しながら、まさにそれを実行したのであり、結果として「移民の不法入国は過去最多となり、フェンタニルも記録的に流入した」と指摘、トランプ政権の政策に戻すことが重要だとした。

全体を通してバンス氏は、鋭く的確な発言で、トランプ氏とバイデン・ハリス政権の互いの政策の違いを映し出した。対するウォルズ氏は、概ね安定していたものの、1989年の中国・天安門事件をめぐる過去の自身の発言をめぐり、説明に苦しむ場面があった。

ウォルズ氏は事件当時、香港にいたと述べていたが、米メディアは、それが事実でないと報じている。これについて司会者から問われると、自身の経歴など直接関係のない話をした後、「私はできる限り最善を尽くしているが、完璧ではない。時々愚か者になる」と語った。

大統領・副大統領候補による討論会は今後、予定されておらず、今回が最後となる見通し。副大統領候補の討論会は過去、選挙結果に大きな影響を与えてこなかったとされているが、今回は接戦となっているため、結果を左右する可能性がある。

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