【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)桑原孝仁】米共和党大会は2日目を迎えた16日、前日にJ・D・バンス上院議員が副大統領候補に選ばれたことを受け、会場では早くも「トランプ・バンス」と書かれた看板やプラカードが用意された。この日もトランプ前大統領とバンス氏が終盤に登場したため、党員らは新たなプラカードを掲げて支持をアピールした。
大会2日目は、大統領選と同時に行われる上院選の候補者たちが次々に登壇した。ウエストバージニア州の上院選に立候補しているジム・ジャスティス同州知事は、演説中にペットのブルドックを登壇させ、会場を盛り上げた。
この日はプログラム開始が午後5時からと前日より遅いスタートとなったため、メーン会場のファイサーブフォーラムの外では、党員がサイドイベントに参加したり、出店で食事をしたりするなど自由に時間を過ごす姿が見られた。
プレスセンター前には、キリスト教福音派系の女性団体「米国を憂う女性たち」が女性有権者にアピールするピンク色の大型バスを展示。車体には「米国第一」「力強いリーダーシップ」「イスラエルを支持する」と書かれたプラカードを持つ女性たちのイラストが描かれ、前を通り過ぎた女性党員らは次々に立ち止まり、車体にサインを書き込んだり、写真を撮ったりしていた。