トップ国際北米衝撃の銃撃事件から一転、熱狂の米共和党大会 トランプ氏のサプライズ登場も

衝撃の銃撃事件から一転、熱狂の米共和党大会 トランプ氏のサプライズ登場も

プラカードを掲げ歓声を上げる党員ら=7月15日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー(桑原孝仁撮影)

【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)桑原孝仁】米中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで15日に開幕した共和党大会には、各州・地域から集まった代議員や党員が詰めかけた。トランプ前大統領を狙った銃撃事件は共和党員を震撼させたが、命に別条はなかったという安堵感もあり、会場は熱気に包まれた。

初日は「米国を再び豊かに」をテーマに経済問題に焦点が当てられた。代議員らは「住宅を再び魅力あるものに」「トランプ=繁栄、バイデン=インフレ」などと書かれたプラカードを頭上に掲げ、歓声を上げた。

「住宅を再び魅力あるものに」などのプラカードを掲げる党員ら=7月15日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー(桑原孝仁撮影)

テキサス州の代議員は白いカウボーイハットを、炭鉱労働者の多いウェストバージニア州の代議員は安全ヘルメットを被るなど、各州の特徴をアピール。「私たちはトランプを支持するユダヤ人」と主張をするプラカードも見られた。

安全ヘルメットを被るウェストバージニア州の党員ら。ヘルメットには様々なステッカーが貼られている=7月15日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー(桑原孝仁撮影)

終盤には、サプライズでトランプ氏がスクリーンに映し出され、会場に現れると、参加者が総立ちとなり大歓声を上げた。

共和党のカラーである赤色のネクタイを着けたトランプ氏は、暗殺未遂事件で負傷した右耳がガーゼで覆われていた。当初は強張った表情だったが、会場内の党員が目に入ると、拳を上げて歓声に応えるなど笑顔も見せた。

会場中段付近の席に着いたトランプ氏は、登壇者のスピーチを聞きながら、隣に座った副大統領候補のJ・D・バンス上院議員らと談笑をする場面も。バンス氏はスマホで会場の様子を撮る余裕を見せていた。

スマホで写真を撮るJ・D・バンス上院議員(写真右)とトランプ前米大統領(写真左)=15日午後、米ウィスコンシン州ミルウォーキー(桑原孝仁撮影)
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