NATO ウクライナ支援強化へ インド太平洋とも連携

首脳会議 開幕へ

9日、ワシントンで、北大西洋条約機構(NATO)設立75年を記念する式典に出席したストルテンベルグ事務総長(左)とバイデン米大統領(AFP時事)
9日、ワシントンで、北大西洋条約機構(NATO)設立75年を記念する式典に出席したストルテンベルグ事務総長(左)とバイデン米大統領(AFP時事)

【ワシントン山崎洋介】北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が9日、米ワシントンで3日間の日程で開幕する。ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援強化策などを協議する。ロシアが中国や北朝鮮との関係を強化する中、日本(岸田文雄首相)を含むインド太平洋の4カ国(IP4)も出席し、連携強化を進める。

首脳会議開幕を翌日に控えた8日、ロシアはウクライナのキーウ(キエフ)の小児科病院などに大規模なミサイル攻撃を実施し、40人以上が死亡した。これを受け、バイデン大統領は声明で「ロシアの残虐性を想起させる」と非難。首脳会議では、ウクライナへの揺るぎない支援の確認に加え、「同盟国とともに、ウクライナの防空システムを強化し、ロシアの攻撃から都市と民間人を守る新たな措置を発表する」と表明した。会議には、ウクライナのゼレンスキー大統領も出席する。

バイデン氏は、先月のトランプ前大統領との大統領選テレビ討論会で高齢不安を露呈したことで、民主党内からは撤退論も高まっている。大統領選の継続を表明しているバイデン氏が、演説や会見でどのような振る舞いをするかにも注目が集まっている。

NATOは冷戦が始まった1949年、旧ソ連による共産主義勢力の拡大を阻止するため、米国をはじめ12カ国によってワシントンで設立された。ロシアのウクライナ侵攻後、フィンランドとスウェーデンが新たに加盟し、現在は32カ国となっている。

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