トランプ氏 指名争い連勝 米大統領選2024  ヘイリー氏は撤退否定

ニューハンプシャー州予備選

23日、米大統領選に向けた共和 党のニューハンプシャー州予備 選を受け、同州ナシュアで勝利 を誇示するトランプ前大統領 (AFP時事)

【ワシントン山崎洋介】米大統領選に向けた共和党の候補者指名争い第2戦となる東部ニューハンプシャー州予備選が23日投開票され、トランプ前大統領(77)が、ヘイリー元国連大使(52)との一騎打ちを制した。トランプ氏は、初戦の中西部アイオワ州に続く連勝で、指名獲得に大きく近づいた。

トランプ氏は支持者を前に勝利宣言し、「重要なのはわれわれが2戦とも勝ったということだ」と強調。ヘイリー氏に対しては「彼女は勝たなければならなかったが、実際には非常に悪い結果だった」と述べた。トランプ陣営は、大統領選本選に向け、候補者一本化を急ぐ必要があるとして、ヘイリー氏の撤退を求めた。

一方、ヘイリー氏は演説で「選挙戦はまだ終わりには程遠い。多くの州が残っている。次は、私の地元サウスカロライナ州だ」と述べ、選挙戦を継続する意志を示した。

米メディアによると開票率91%の段階で、得票率はトランプ氏54・6%、ヘイリー氏43・2%となった。同州は無党派層や共和党穏健派が多く、ヘイリー氏はこれまで特に力を注いできたが、同党支持層からの圧倒的な支持を受けるトランプ氏が勝った。

CNNの出口調査によると、共和党員の間では、トランプ氏支持が74%だったのに対しヘイリー氏は25%。一方、無党派層の間では、ヘイリー氏が22ポイントの差をつけて上回った。

次に両者が対決するのは、2月24日に実施される南部サウスカロライナ州の予備選挙となる。ヘイリー氏は、同州で2011~17年まで知事を務めたが、より保守色の強い同州でトランプ氏は大きくリードを保っており、指名獲得に向けヘイリー氏が逆転できる見通しが立たないのが現状だ。

アイオワ州で2位だったデサンティス・フロリダ州知事は21日、撤退を発表し、トランプ氏への支持を表明。撤退した実業家のラマスワミ氏やスコット上院議員らも相次いでトランプ氏への支持を打ち出すなど一本化の動きが強まる中、ヘイリー氏に対して、撤退するよう圧力が強まることも予想される。

共和党の次回の予備選は、2月8日に西部ネバダ州で行われる党員集会だが、ヘイリー氏は候補者として届け出ていないため、トランプ氏が勝者となることは確実となっている。

一方、民主党もニューハンプシャー州で予備選を実施し、再選を目指すバイデン大統領(81)が大差をつけて勝利した。ただ、最初の予備選をサウスカロライナ州と決めた民主党の方針に反する形で実施したため、結果は非公式扱いとなる。

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