トップ国際北米二極化で混乱必至 過激左翼と戦うトランプ氏 米大統領選

二極化で混乱必至 過激左翼と戦うトランプ氏 米大統領選

ビクター・デービス・ハンソン氏 米フーバー研究所上級研究員

アイオワ州コーラルビルで行われた選挙イベントに登壇したドナルド・トランプ元米大統領=2023年12月13日(UPI)
【ワシントン山崎洋介】米国では左派思想が社会に浸透し国民の分断が深まる中、11月に大統領選を迎える。そこで世界日報は、米国の著名な政治評論家・歴史学者であるビクター・デービス・ハンソン米スタンフォード大学フーバー研究所上級研究員に単独インタビューを行い、混迷する米国社会と次期大統領選の見通しについて聞いた。

<一問一答>共和党勝利で「左派革命」終焉 米スタンフォード大学フーバー研究所上級研究員 ビクター・デービス・ハンソン氏

米国が「文化革命」の真っただ中にあると主張するハンソン氏は、左派思想の影響により非白人やLGBT(性的少数者)が「被抑圧者」と位置付けられることで、「犠牲者階級」と見なされる人たちが増大していると指摘。これが「米社会に大きな混乱をもたらし、米国の経済や大学の優位性をも損なう事態となっている」と問題視した。

ビクター・デービス・ハンソン氏 米フーバー研究所上級研究員

一方で、「ウォーク(差別問題に敏感なこと)」と呼ばれる左派思想の浸透に対して、共和党から「大きな反撃が起きている」と指摘。同党が次期大統領選に勝利するとともに、上下院で多数派を握れば、「おそらく『ウォーク革命』は終了する」との見方を示した。

ハンソン氏は、民主党内で支持率が低迷するバイデン大統領への懸念が広がっており、8月の党大会後に大統領候補指名を辞退するよう圧力が強まると予想。代わりにカルフォルニア州のギャビン・ニューサム知事やミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事が候補に選ばれるシナリオもあり得るとした。

トランプ前大統領が現在四つの事件で起訴されていることについて、「多くの人が不公正な裁判だと分かっている」と述べ、政治的動機に基づくものであるとの見方を表明。70歳になるハンソン氏は「今回ほど混沌(こんとん)とし、二極化した選挙は見たことがない」と述べ、大統領選を巡って激しい論争が起きるとの見通しを示した。

また、トランプ氏が現在、共和党内で圧倒的な支持を集めている背景について、多くの人が「バイデン政権下の不法移民問題や外交上の失敗、財政赤字や犯罪の増加に不満を募らせている」と説明。その上で「彼らはトランプ氏の性格上の欠点に目をつぶり、自由にやらせたいと考えている。過激な左翼を止める勇敢さを持つのはトランプ氏だけだと感じているからだ」と分析した。

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