トップ国際北米過激イスラムと極左の「同盟」反ユダヤ主義の深層(上)世界反ユダヤ主義政策研究所所長 チャールズ・スモール氏

過激イスラムと極左の「同盟」反ユダヤ主義の深層(上)世界反ユダヤ主義政策研究所所長 チャールズ・スモール氏

大学から「憎悪」が拡散

BLM団体に反ユダヤ浸透

――ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大事、BLM)運動のグループが、ハマスの攻撃を正当化する声明を発表したが、BLM運動は反ユダヤ主義と関係があるのか。

米国で人種差別に抗議する運動は、アフリカ系米国人コミュニティーをはじめ社会全体に広がっており、人種差別をなくしたいと願う善良な人々が(2020年にミネソタ州で白人警官に暴行を受けて亡くなった)ジョージ・フロイドさんの事件に憤慨したことは非常に重要だ。

しかし、BLM運動を代表すると主張する非常に小さな団体は、反ユダヤ的で過激な人々によって運営されている。つまり、問題はこのBLM公式組織であって、人種差別に対する抗議運動そのものではない。

われわれの調査が突き止めたのは、ルイス・ファラカン氏が指導する黒人イスラム系組織「ネーション・オブ・イスラム」が、BLMの公式組織に浸透しているということだ。

このため、反イスラエル、反ユダヤの風説や虚言が流れ込んでいるのだ。実際にBLMの公式組織の一部の人々は、イスラエルや人種差別についてあらゆる種類の誤った主張をし、長年にわたってイスラエルを悪者にしてきた。それは非常に危険なことだ。

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