
先月30日に発表された米アイオワ州の地元紙デモイン・レジスターなどの最新世論調査によると、同州の共和党党員集会に参加する可能性のある有権者の43%がトランプ前大統領に投票すると答えた。来年1月から始まる同党候補者指名争いの初戦となる同州は、トランプ氏が依然圧倒的優勢を維持している。
トランプ氏の支持率は8月の前回調査から1ポイント増加したのみだったが、確固たるリードを維持。2位争いでは、ロン・デサンティス・フロリダ州知事とニッキー・ヘイリー元国連大使が16%で並んだ。ヘイリー氏は前回調査から10ポイント増と躍進する一方、デサンティス氏は3ポイント減と伸び悩んでいる。
さらに、「トランプ氏は党員集会前に共和党討論会に1回は参加すべきか」という質問には、「どうでもいい」が57%で、「参加すべき」の42%を上回った。
トランプ氏は、圧倒的支持率などを理由に、過去2回の討論会を欠席しており、今月8日に予定されている3回目の討論会も欠席する見込み。トランプ氏の陣営は、共和党がバイデン大統領打倒に向けて人材と資金を集中させるために、今後の討論会をすべて中止すべきだと主張している。(外報部)