トランプ氏不在の中論戦 共和党候補2回目の討論会 米大統領選

米大統領選共和党候補者の(左から)ペンス前副大 統領、デサンティス・フロリダ州知事、実業家ラマ スワミ氏、ヘイリー元国連大使=8月23日、中西部 ウィスコンシン州ミルウォーキー(AFP時事)

【ワシントン山崎洋介】来年11月の米大統領選に向けた野党・共和党の2回目の候補者討論会が27日、西部カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のロナルド・レーガン記念図書館で行われた。支持率争いでトップを独走するドナルド・トランプ前大統領(77)が第1回目に続いて欠席する中、7人の候補が論戦を交わした。

候補者からは不在だったトランプ氏に対する批判の声が上がり、世論調査で支持率2位のロン・デサンティス・フロリダ州知事(45)は、「ドナルド・トランプは行方不明だ。彼は今夜このステージにいるべきだった」と指摘。これまでもトランプ氏を批判してきたクリス・クリスティー前ニュージャージー州知事(61)は、カメラを指差しながら「あなたが今夜ここにいないのは、ステージに立って自らの記録を弁護するのが怖いからだろう」と挑発した。

1回目の討論会で歯切れのいい主張で存在感を示した実業家のビベク・ラマスワミ氏(38)は今回、対中姿勢をめぐって、他の候補から批判を浴びた。中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を選挙で活用すべきだと訴えたラマスワミ氏に、ニッキー・ヘイリー元国連大使(51)は、「あなたの言うことを聞くたびに、少し唖然(あぜん)とさせられる」とし、「子供たちの生活にティックトックを取り入れるべきでない」と述べた。

ヘイリー氏はトランプ氏の対中政策についても「間違っていた」とし、「中国との貿易に焦点を当て、中国が米国の農地を買収しているという事実に焦点を合わせなかった」と問題視した。デサンティス氏は、「中国に対するまったく新しいアプローチ」が必要だと述べ、フロリダ州ですでに実施されている中国共産党による土地購入の禁止を全米に拡大する考えなどを示した。

教育現場におけるジェンダーイデオロギーの浸透についても議論され、マイク・ペンス前副大統領(64)は「過激なジェンダーイデオロギーから子供たちを守らなければならない」として、子供に対する性別適合手術を禁止する考えを表明。ラマスワミ氏は、トランスジェンダーであることは「メンタルヘルス障害」であると主張し、「子供の混乱を肯定するのは思いやりがない」と述べ、子供の性自認を肯定することに反対した。

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