
【ワシントン山崎洋介】2020年大統領選挙の結果を覆そうとしたとして起訴されたトランプ前大統領が出廷した連邦地方裁判所の周辺に3日、報道陣のほか、数百人のトランプ氏の支持者と反対派が詰め掛け、口論になる場面もあった。不測の事態に備え厳戒態勢が敷かれたが、大きな混乱はなかった。
トランプ氏の支持者は、「トランプ2024 米国を救え」などと書かれた旗を掲げ、国歌を歌うなどして、今回の起訴に抗議。一方、反トランプ派は「彼を監獄に入れろ」などと気勢を上げた。
予想されたよりもトランプ支持者の数は少なかった。反トランプ派の女性がトランプ支持者たちに向けて、「トランプは敗北者」「過激主義者」などと罵声を浴びせる場面もあり、トランプ支持者の女性は「あなたの心は憎しみで満ちている」などと応じていた。
西部アリゾナ州から2000マイル(約3200キロメートル)以上の距離を車を運転してきたというスティーブン・コーソンさん(66)は「米国の自由を守るために来た。大統領選に立候補した人物を狙い撃ちにするのは、米国では許されないことだ」と主張。大きな星条旗を掲げながら抗議していたコーソンさんは21年の連邦議会乱入事件にも参加したといい、「トランプ氏が政府の闇を暴こうとしているから、彼らはそれを阻止しようとしているのだ」とし、政治的な起訴だと反発した。
一方、白黒の縞(しま)模様の囚人服に似せた服を着て、「彼を監獄に入れろ」というプラカードを掲げていたドメネク・サンタナさん(61)は、「トランプは米国で革命を起こそうとした。彼はずっと前に監獄に入れられるべきだった」と訴えた。






