【米中間選挙2022】共和 下院でリード保つ 上院は接戦州で決選投票

ホワイトハウスで記者会見するバイデン米大統領=11月9日(UPI)

【ワシントン山崎洋介】米中間選挙(8日投開票)は10日も開票作業が続けられているが、上下両院とも依然として大勢は判明していない。共和党の票が事前の予想ほど伸びておらず、下院は同党が僅差で過半数を獲得するとの見方が強いが、上院は接戦となっている。

CNNテレビによると、上院(定数100)は10日午前6時半(日本時間同日午後8時半)の時点で、共和党が49議席、民主党が48議席。共和党が9日にウィスコンシン州で1議席を積み上げた。残る議席のうちネバダ、アリゾナ両州では、郵便投票の集計に時間がかかるなど結果判明が遅れている。またジョージア州は、両候補が50%以上の得票を獲得していないことから、12月6日に決選投票が行われることになった。

米上下両院の議席状況

下院(定数435)では、共和党が209議席で当選を確実にし、過半数まであと9議席に迫っている。民主党は191議席で、残る35議席でまだ結果が判明していない。

民主党のバイデン大統領は9日、選挙結果を受けて記者会見し、「マスコミと専門家は巨大な赤い波(共和党の大勝)を予測していたが、それは起こらなかった」と同党候補が健闘したことを強調。また、「下院で失った議席は、民主党大統領の最初の中間選挙としては過去40年間で最も少なかった」とも誇示した。

今回、インフレ対策などを訴えてきた共和党に対し、中絶の権利を訴えてきた民主党が予想以上に善戦している。

ただ、共和党が上下院のどちらかでも多数派を奪還すれば、与党側の予算案や法案が通りにくくなるなど、バイデン氏の政権運営は困難になる。

一方、300人以上の候補者を支援してきたトランプ前大統領は9日、ソーシャルメディアに「昨日の選挙は幾つかの点で多少残念だったが、個人的には非常に大きな勝利だった。219勝16敗で、これより優れた成績を収めた人は他にいるだろうか?」と投稿した。

トランプ氏が支援した候補は中西部オハイオ、ウィスコンシン両州の上院選などで勝利したが、東部ペンシルベニア、ニューハンプシャー両州の上院選では敗れた。

共和党にとって事前の期待を下回る結果となっていることから、トランプ氏の責任を指摘する声もあり、近々2024年大統領選への出馬を表明するとみられる同氏の共和党に対する影響力にも注目が集まっている。

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