米中間選挙 投票始まる 上院多数派めぐり激戦

ヴァージニア州ヒルスボーロの投票所=11月9日(UPI)

【ワシントン山崎洋介】上下両院議員や州知事などを選ぶ米中間選挙は、東部時間の8日午前6時から投票が始まった。下院は共和党が過半数の議席を獲得するとの見方が強く、上院は多数派の確保をめぐって激戦となっている。下院は8日深夜(日本時間9日昼すぎ)にも大勢が判明する見通しだが、上院は大勢判明に遅れが生じる可能性がある。

メリーランド州の大学で応援演説を行うバイデン米大統領=11月7日(UPI)

バイデン大統領は7日夜、東部メリーランド州で支持者を前に最後の訴えを行い、共和党の中に2020年大統領選結果を受け入れない候補が多数いるとして、「われわれの民主主義は危険にさらされており、今こそそれを守るべき時だ」と訴えた。

今回は、上院の100議席のうち35議席と、下院の435議席すべてが改選される。選挙分析サイト「ファイブサーティーエイト」は、共和党が上院で多数派を奪還する可能性は59%、下院は83%と分析している。バイデン氏は演説終了後、ホワイトハウスで記者団に「上院は勝てるが、下院はより厳しくなるだろう」との見通しを示した。

ペンシルベニア州ラトローブで行われた集会に登壇したトランプ前大統領=11月5日(UPI)

一方、中間選挙後に24年大統領選への出馬を表明する可能性が報じられているトランプ前大統領は同日夜、中西部オハイオ州の集会で演説し、バイデン政権による経済政策や不法移民対策などを批判した上で、「あなたは左派による圧政を拒絶し、米国が自由の国であり続けると誇りを持って宣言することができる」と投票を呼び掛けた。同氏はまた「11月15日火曜日、フロリダ州パームビーチのマー・ア・ラゴで重大な発表を行う予定だ」と述べ、出馬表明を行うことを示唆した。

米メディアによると、トランプ氏は今回の選挙で200人以上の候補者を推薦しており、大統領経験者としては異例の関与をしてきた。こうした候補者の多くが勝利して共和党が躍進すれば、その勢いに乗る形でトランプ氏が早期に出馬表明するとみられている。

接戦州では結果判明が遅れる可能性があり、上院の大勢が決するまで時間がかかるケースもあり得る。ジョージア州では、得票率50%以上の候補者がいない場合、12月6日に決選投票となるほか、僅差となった場合に再集計する規定がある州もある。また、本人確認などに時間がかかる郵便投票の増加により、集計作業に遅れが生じる可能性もある。

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