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【地球だより】シリアルは「健康食品」の資格剥奪?

シリアルを販売するスーパーの棚のイメージ(Photo by Phil Aicken on Unsplash)
シリアルを販売するスーパーの棚のイメージ(Photo by Phil Aicken on Unsplash)

米国から

手軽に食べられる朝食として人気の高いシリアル。スーパーには、数十種類もの商品がずらりと並び、多くの家庭の食卓に上がっていることが分かる。筆者は好きではないが、朝食をあまり食べないわが家の子供たちは、一時期、それをおいしいと言って毎日のように食べていた。

栄養価が高いとされるが、糖分が多く入っているものも多い。パッケージに健康食品とうたわれているものもあるが、食べ過ぎには気を付けた方が良さそうだ。

米食品医薬品局(FDA)は最近、「健康食品」の定義を変更する新たな方針を提案した。特定の成分により厳しい制限を課し、砂糖、飽和脂肪酸、塩分が基準値を超えれば、健康食品として宣伝できなくなる。新たな基準の下、「チェリオス」といった人気のあるシリアル商品の多くが、健康食品としての資格を「剥奪」されることになるという。

他にも砂糖入りヨーグルト、グラノーラバーなどがもはや健康食品として認められなくなる可能性がある。その代わり、ナッツ、種子などの食品が、新たに健康食品の対象となる。

心臓病や糖尿病などの慢性疾患を予防することがその狙いだ。FDAによると米国人の8割以上が十分な果物、野菜、乳製品を食べておらず、ほとんどの人は砂糖、飽和脂肪酸、塩分を取り過ぎている。

米国ではケーキなどデザートも砂糖をたっぷり含んでいるものが多い。これを機に、食べるものにはより注意したいと思う。(Y)

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