トップ国際中東ユダヤ教の祭り「ラグバオメル」 イスラエルから

ユダヤ教の祭り「ラグバオメル」 イスラエルから

イスラエルでは、5月4日の日没から5日夜までラグバオメル(たき火のお祭り)を祝った。

ラグはヘブライ数字で33を表し、ペサハ(過ぎ越しの祭り)の2日目から毎日、麦の束(オメル)を数えて、33日目がこの日に当たる。

娘たちが小学生だった頃、クラスの父兄が計画し、空き地に行って焚き火をした。ジャガイモやマシュマロを焼いて食べた覚えがある。

近年この時期は風が強く、火事になることが増えたため、政府がこの日の焚き火を制限するようになった。それでも、長年やってきた伝統がなくなることはない。

祭りの夜、外から大きな音楽が聞こえてきた。部屋の窓から眺めると、近くの空き地に大勢の若者が集まり焚き火をしていた。スピーカーから出るディスコ調の曲に合わせて歌ったり踊ったり。戦争中のストレスから解放されたのか、賑(にぎ)やかな音は深夜まで続いた。

その日は風があったため心配していたら、南部アラドで15歳の少年が大火傷(やけど)を負ったそうだ。

2世紀の偉大なユダヤ教指導者ラビ・シモンの命日を記念するこの日、その墓がある北部メロン山で、超正統派のユダヤ教徒数千人が警察の封鎖を突破し、60人以上が負傷した。レバノンからのロケット弾攻撃が続いているため、立ち入りが制限されていたのだ。

メロン山では数年前、大勢の巡礼者が急な階段に押し寄せ将棋倒しになり、45人が亡くなるという大惨事が起きている。

祝日は、あくまで祝日。限度や決まりを守って、祝ってもらいたいものだ。(M)

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