トップ国際中東トルコ式ハンバーガー イスラエルから

トルコ式ハンバーガー イスラエルから

2月末に始まったイランとの戦争が、4月8日から2週間の停戦になった。

毎日、弾道ミサイルの空襲があったので、スーパーマーケットで買い物をする以外は、40日間ほとんど外に出ず、たまにカフェで友人と会っても空襲サイレンが鳴って地下駐車場に避難する、という生活だった。

停戦になった翌日の朝、ごみを捨てに外に出て青い空を見上げ、ミサイルが飛んで来ない安心感を味わい、心から感謝した。それまでは急いでシャワーを浴びていたが、久々にバスタブにお湯を張ってゆっくりと漬かった。

エルサレムの中心街に行くと、カフェに行っても満席、アイスクリーム屋に行っても満席で、どこも混んでいた。待ち合わせていたユダヤ人の知人は、「車で1時間で来るところが2時間半かかった」と言っていた。イスラエル中の人々が解放され、みんな外に出掛けているのだ。

土曜の休日、友人たちの家族と集まり、ハンバーガーを作って食べることになった。一月(ひとつき)半ぶりで、話に花が咲いた。牛ひき肉を1人分ずつ量ってもらい、焼き始めようとしていたら、トルコ系ユダヤ人の婦人が、「トルコ式はこうするの」と言って、わざわざ分けてあった肉を合わせ、水を入れて捏(こ)ねはじめた。「しっとりとしたハンバーグになる」と、全部トルコ式にしてしまった。誰も止めることはできなかった。アメリカン風に焼きたかったのだが、ユダヤ人の母は強過ぎた。

それでも、みんな自分で作ったハンバーガーを喜んで食べていた。(M)

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