【エルサレム森田貴裕】イスラム組織ハマスの壊滅を目指すイスラエル軍は18日、パレスチナ自治区ガザ北部ガザ市にあるシファ病院に突入し、的を絞った作戦を実施したと発表した。
軍報道官によると、突入直後に院内や周辺地域でハマス戦闘員と銃撃戦になり、司令官を含む戦闘員40人以上を殺害。テロ容疑者200人以上を拘束した。院内からは武器やテロ活動の資金も見つかったという。作戦中にイスラエル兵1人が死亡した。 また軍報道官は、「ハマスが病院内で再編成してテロ活動を指揮している」と強調。病院を隠れ蓑(みの)にして民間人や患者を「人間の盾」にしていると非難した。
シファ病院はガザ地区最大の医療施設で、イスラエル軍は昨年11月にも、地下にハマスの司令部があるとして突入作戦を実施した。
ガザ保健省によれば、現在院内には約3万人が避難しているという。
一方、イスラエルとハマスの戦闘休止や人質解放などを巡る交渉のためイスラエル代表団が18日に仲介国のカタールに到着し、同日夜に関係国との協議を再開したとイスラエルのメディアは伝えた。
ハマスは約6週間の戦闘休止期間にパレスチナ人囚人の釈放と引き換えに、一部の人質を解放し、次の段階で恒久的停戦とイスラエル軍の完全撤収で合意する案を提示している。これに対しイスラエルは恒久停戦を断固として否定し、何らかの合意が履行された後もガザ地区で戦闘を再開すると主張しており、双方の隔たりは大きい。





