【エルサレム森田貴裕】イエメン沖のアデン湾で6日、貨物船1隻がイエメンの親イラン武装組織フーシ派によるミサイル攻撃を受け、乗組員3人が死亡、少なくとも4人が負傷した。米中央軍が同日、発表した。フーシ派が昨年11月に紅海周辺で商船攻撃を開始して以降、死者が報告されたのは初めて。
中東のメディアによると、攻撃を受けたのはバルバドス船籍の貨物船で、ギリシャの企業が運航し、フィリピン人やベトナム人など乗組員20人と警備員3人が乗り組んでいた。船体も大きな損傷を受けたという。フーシ派は6日、犯行声明を出した。
フィリピン政府は、フーシ派による攻撃でフィリピン人乗組員2人が死亡し、2人が重傷を負ったと発表した。
フーシ派は、パレスチナ自治区ガザでイスラエルと交戦するイスラム組織ハマスへの連帯を示し、紅海周辺でイスラエルや米国に関連すると見なした船舶への攻撃を繰り返している。今月初めには、アデン湾で2月にフーシ派によるミサイル攻撃を受けた貨物船が初めて沈没した。
米英両軍は今年1月から、紅海を航行する商船への攻撃を抑止するため、フーシ派の軍事拠点を標的にたびたび空爆を行っているものの、フーシ派による商船攻撃はやんでいない。





