トップ国際中東米空母打撃群 東地中海へ イスラエル支援を強化

米空母打撃群 東地中海へ イスラエル支援を強化

=~米海軍の空母「ジェラルド・フォード=5月24日、ノルウェー南部(EPA時事)

【ワシントン山崎洋介】オースティン米国防長官は8日、パレスチナのイスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃を受け、最新鋭の空母「ジェラルド・フォード」を中心とした空母打撃群をイスラエル沖の東地中海に派遣すると発表した。オースティン氏は声明で「イスラエル国防軍とイスラエル国民に対する米国の力強い支援を強調するものだ」と述べた。

オースティン氏は、現在地中海に展開中のジェラルド・フォードやミサイル巡洋艦・駆逐艦から成る空母打撃群の東地中海への移動を指示した。米空軍のステルス戦闘機F35やF15・F16戦闘機、A10攻撃機などを中東地域で増強する方針も示した。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、米高官は、今回の軍事展開について「イランがこの地域の不安定な状況につけ込むことを抑止する目的もある」と語った。

また、バイデン大統領は8日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談し、「テロリズムを正当化するいかなる理由もなく、すべての国がこのような残虐な行為に対し団結しなければならない」と強調。今後数日間でさならる軍事的な支援を提供すると伝えた。

ブリンケン国務長官は8日、拉致された数人の米国人が犠牲になったほか、人質に取られたとの情報があり、確認を急いでいると米CNNに語った。CNNによると、イスラエルへのテロ攻撃で米国人4人が死亡し、今後さらに増える見込み。

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