【エルサレム森田貴裕】イラン南西部フゼスタン州の都市イゼで16日夜に起きた銃撃事件について、司法当局は17日、テロ攻撃の容疑者3人が逮捕されたと明らかにした。国営イラン通信(IRNA)が同日、報じた。
銃撃が起きたのはイゼ市中心部にある市場で、バイク2台に乗った武装勢力がデモ隊や治安部隊に発砲し、子供を含む7人が死亡、10人が負傷した。
イランではスカーフの着用をめぐり逮捕された女性が死亡し、これに抗議するデモが各地で続いている。
先月26日には南部ファルス州の都市シラーズで、武装勢力がイスラム教シーア派の聖廟を襲撃し、女性や子供を含む13人が死亡した。過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出している。