【エルサレム森田貴裕】シリアの首都ダマスカスの国際空港付近で17日未明、イスラエル軍によるとみられる空爆があり、シリア軍兵士5人が死亡した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が同日、報じた。
シリア軍関係者によれば、イスラエル北部上空からダマスカス近郊の幾つかの地点を標的に複数のミサイルが発射され、シリア軍の防空部隊が迎撃したが、ミサイルの一部が着弾。兵士5人が死亡し、物的被害も出たという。
英国に拠点を置く「シリア人権監視団(SOHR)」は、この空爆で、シリア軍兵士5人と親イラン民兵2人が死亡したと伝えた。
運輸省は17日、ダマスカス国際空港は通常通りの運航を予定していると述べた。