【エルサレム森田貴裕】パレスチナ自治区ガザ地区で５日午後から６日朝にかけ、イスラエル軍による過激派組織「イスラム聖戦」を標的とした軍事作戦が行われ、イスラム聖戦司令官１人を含む戦闘員10人以上が死亡した。
イスラエル軍報道官は６日、ロケット発射台や武器工場など40カ所を標的に攻撃したと述べた。ガザ地区保健省は６日、イスラエル軍の攻撃により子供１人を含む12人が死亡、84人が負傷したと発表した。
一方、イスラム聖戦は５日、司令官の死亡を受け報復を表明。ガザ地区からイスラエル南部や中部に向けてロケット弾１６０発以上を発射した。イスラエル軍の防空システム「アイアン・ドーム」が迎撃し、イスラエル側で死傷者は確認されていない。
