ハマスとイスラエル 戦闘休止・人質解放巡り協議へ カタール、エジプトが参加

25日、イスラエルの爆撃を受け、パレスチナ自治区 ガザ南部ラファから上がる煙(AFP時事)

【エルサレム森田貴裕】パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘一時休止と人質解放を巡り、イスラエルのメディアは25日、イスラエルの対外情報機関モサドのバルネア長官が、数日以内に欧州を訪問し、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官やカタールのムハンマド首相兼外相、エジプトのカメル情報長官と欧州で協議する予定だと報じた。

イスラエル民放のチャンネル12は、イスラエル当局者の話として、欧州で予定されている今回の協議は、イスラエルとハマス間の隔たりを埋めることが目標だと伝えた。これまでハマスに対しカタールとエジプトが別々に行っていた交渉を一つにまとめて、ハマスに圧力をかけるという。

イスラエルは人質全員の解放を求め、恒久的停戦には応じない方針だ。一方のハマスは恒久的停戦とガザ地区からのイスラエル軍撤収を要求しており、双方の間には依然として大きな隔たりがある。

一部報道では、イスラエルとハマスが約1カ月間の戦闘休止で基本合意に達したと報じられているが、交渉が進展するかは不透明だ。

一方、イスラエル軍は26日、ガザ地区南部の最大都市ハンユニスで、ハマスの軍事拠点など数十カ所を標的に空爆を実施し、多数の戦闘員を殺害したと発表した。軍によると、地上部隊と空軍の連携による的を絞った攻撃を実施したという。25日にはハマスの幹部らが潜伏しているとみられるハンユニスの市街地で、軍の特殊部隊がゲリラ戦を展開し、建物などに潜むハマス戦闘員と激しい戦闘を繰り広げた。

ガザ保健省は26日、過去24時間で183人が死亡したと発表した。交戦が始まった昨年10月7日以降、ガザ地区での死者数は2万6083人に上った。

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