ネタニヤフ首相「偽善」と非難

ジェノサイド(集団殺害)を巡る訴訟の審理に臨む国際司法 裁判所(ICJ)判事ら=11日、ハーグ(EPA時事)

【エルサレム森田貴裕】イスラエルのネタニヤフ首相は11日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザで民間人に対するジェノサイド(集団殺害)を行っているとして国際司法裁判所(ICJ)に提訴した南アフリカを「偽善だ」と非難した。

ネタニヤフ氏は、声明で、「イスラエルは(イスラム組織ハマスによる)ジェノサイドと戦っている最中に、ジェノサイドの罪で訴えられている」と反発。「非戦闘員への被害を避けるためにあらゆる手段を講じているイスラエル軍は、世界で最も道徳的な軍隊だ」と強調し、ハマス壊滅に向け戦闘を続けると改めて表明した。

イスラエル軍は12日、ガザ地区南部ハンユニスや中部マガジ難民キャンプなどで攻勢を強め、過去1日で多くの戦闘員を殺害したと発表した。軍によると、ハンユニスでは地上部隊が武器庫を発見し破壊。マガジでは、ハマスの司令官を含む戦闘員約20人を殺害したという。

軍はハマスの武器庫や地下施設、戦闘員が潜む建物を特定した上で、地上部隊と空軍が連携して的を絞って攻撃を行っている。

ガザ保健省によると、交戦が始まった10月7日以降、ガザ地区での死者数は2万3400人を超えた。

一方、レバノンからはイスラエル北部に向けてイスラム教シーア派武装組織ヒズボラによるロケット弾の発射などが続いており、イスラエル軍がレバノン南部の発射拠点などを標的に空爆や砲撃で応戦している。

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