「間もなく次の作戦に」イスラエル国防相 ガザ南部は激しい戦闘続く

7日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで、イスラエルの 空爆で破壊された建物内を捜索する人々(EPA時事)

【エルサレム森田貴裕】イスラエルのガラント国防相は8日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘に関して声明を発表し、「間もなく次の段階の作戦に移行する」と強調した。

ガラント氏によると、ガザ地区北部では激しい戦闘の段階からさまざまな種類の特殊作戦に移行するという。軍は6日にガザ地区北部でイスラム組織ハマスの指揮系統の解体を完了したと発表していた。

一方、ガザ地区南部や中部では、イスラエル軍とハマスの激しい戦闘が続いている。

イスラエル軍は8日、ガザ地区南部の最大都市ハンユニスでの夜間作戦で、ハマスの軍事インフラや戦闘員など約30カ所を標的に空爆を実施したと発表した。空爆の様子の映像も公開した。中部では、長距離ロケット弾が保管されていたハマスの武器庫を発見し、破壊したという。

軍によると、ハマスの武器庫や地下施設、戦闘員が潜む建物を特定した上で、地上部隊と空軍が連携して的を絞って攻撃を行っている。

ガザ保健省は8日の声明で、過去24時間で73人以上が死亡したと発表。交戦が始まった10月7日以降、ガザ地区での死者数は2万2835人に上った。

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は7日、ガザ地区でこれまでに職員142人が死亡したと発表した。イスラエル側は、10月下旬の地上作戦開始以降、これまでに兵士176人が戦死した。

イスラエルは、ガザ地区で軍事作戦の対象となる地域の住民にビラを投下するなど退避を呼び掛けている。

国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、ガザ地区中部デイルアルバラにあるアクサ殉教者病院から7日、英国の慈善団体「パレスチナ人のための医療支援(MAP)」や国際人道支援団体「国際救済委員会(IRC)」の救急医療チームが退避した。

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は7日、X(旧ツイッター)への投稿で、同病院から患者約600人と医療従事者のほとんどが退避したことを伝えた。

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