地下トンネル網を破壊 イスラエル 人質奪還へ ガザ作戦強化

24日、パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトで、破壊された 建物(EPA時事)

【エルサレム森田貴裕】パレスチナ自治区ガザに残る人質の解放とイスラム組織ハマスの壊滅を目指すイスラエル軍は24日、ガザ地区北部ジャバリヤで、ハマスの主要拠点となっていた大規模な地下トンネル網を破壊したと発表した。トンネル内の映像なども公開した。

軍が公開したトンネルの映像には、ハマス幹部が使用したとされる避難室や、武器製造用の機械類が置かれた作業室などが映っている。軍によると、トンネル網は学校や病院の敷地内の立て坑のほか、ハマスの北部司令官の邸宅にも直接つながっており、北部司令本部として機能していたという。このトンネル網で今月、ハマスの人質となっていたイスラエル民間人2人と兵士3人の遺体が見つかっていた。

イスラエル軍報道官は24日、ガザ地区南部と北部での戦闘で兵士10人が死亡したと発表した。1日の戦死者としては、これまでで最多とされる。軍によれば、ガザ地区での地上作戦開始以降、ハマスとの戦闘でこれまでに兵士156人が死亡した。

イスラエルのネタニヤフ首相は24日、「われわれはガザ地区での軍事作戦を強化している」と述べ、ハマスの壊滅と人質の帰還に向けた決意を改めて表明した。また「長い戦いになる」とも述べ、「この戦争には重い代償を伴うが、勝利を収めるまで戦い続けるしか選択肢はない」と強調した。

一方、ガザ保健省は24日、中部マガジ難民キャンプへのイスラエル軍による空爆で、少なくとも70人が死亡したと発表した。同省によると、交戦が始まった10月7日以降、ガザ地区での死者数が2万420人を超えた。イスラエル側は約1200人が犠牲になった。

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